グリーンな日々、ねこと本

雨の多い6月は、グリーンの美しいシーズンでもあります。木々の葉っぱが潤いを含んで生き生きしているので、思わず目を閉じて深呼吸。脳内再生されているのは、NHK「みんなのうた」で流れていたあの歌。

グリーン グリーン 青空には ことりがうたい
丘の上には ララ 緑がもえる
(片岡輝/作詞 『グリーングリーン』より)

白い建物と樹影
(マスター撮影)

朝ドラ『らんまん』の影響もあり、今年は例年以上に植物がフォーカスされているように思います(そういう私も毎朝楽しみに観ている一人)。植物はずっと以前からそこに居て、一年のサイクルを粛々と行っていたのですが、牧野博士の研究のおかげでたくさんの人が知識を共有できて、本当にうれしいことです。書店をのぞいても関連本がずらり。

実家の母も植物好きで、今も小さな庭に鉢植えをたくさん並べて季節の花々を楽しんでいます。フェンス沿いにはカロライナジャスミン、時計草やクリスマスローズ、ガーデンシクラメンにミニバラやパンジービオラなど。また室内の窓際には贈り物だった胡蝶蘭やデンファレ、カトレアを越年させ、毎年綺麗に咲かせている偉大なグリーンサムの持ち主。わたしも年齢と共に植物好きが遺伝して、カフェ引退後に一度やめていたベランダガーデンを少しずつ再開しています。

ベランダガーデンの主役は
常緑の低木トネリコ
カフェ時代からずっとありがとう

同じ植物好きでもタイプはいろいろ。母は芳醇な香りの美しい花に魅了されるようですが、わたしはグリーンそのものが好きで、形のきれいな葉っぱをつける庭木が好き。ベランダガーデンにはハーブ類やトネリコ、オリーブ、ユーカリなど。家の中も観葉植物やドライフラワーをたくさん飾っていたのですが、昨夏の子猫るいの出現で様相が一変しました。

本棚の上に寝そべり
ゆったりと外を眺める
キジトラ るい1歳1ヶ月

ねこを飼ってみてはじめて知ったこと。それは中毒をおこす植物が多く(例えばアジサイ、ジャスミン、ヒヤシンス、ベコニア、月桂樹など)、アサガオに至っては幻覚を起こすとの記載が。。きちんと調べて区別すれば事故を防げるし、1歳を過ぎた今となってはむやみに近づいてかじったりしないのでひとまず安心なのですが、子猫の時はたいへんでした。もう手あたり次第に触る、ぶら下がる、引っ張る、ひっかく。毎日ハラハラ、家具やカーテンは傷だらけ。その時の様子はブログに書いてますので、ねこライフに興味のある方はどうぞご覧ください。

イケアのフェイクグリーン
鏡に写る姿は
本物のヤシの木のよう

そんなわけで室内の植物はすべてベランダへ出し、家の中には新たにイケアのフェイクグリーンを少しずつ買い足しているところです。やっぱり家の中にグリーンがあるといい!それが例えホンモノでなくても、視覚効果でかなり癒されています。目隠しとしても最適。しかもとってもリーズナブル(そこが何よりうれしいポイント)。

こちらもIKEAの
小さなフェイクグリーン
本棚や洗面所にアクセントとして

わたしがベランダで植物のお世話をする時、るいは作業を興味深く眺めつつも「外の世界は怖い」と思っているらしく、決して出ようとはしません。こちらもあえて出そうとはしないし、万が一ベランダから柵を乗り越えてしまったら帰ってこれるかどうかもわからないので、完全な家ねことしておうちの中だけで暮らしてもらっています。窓から鳥のさえずりや雲の動きを眺め、あとは安全な場所で好きな寝場所をいくつか持ち、ご飯とお水、時々おやつと抱っこ。そして趣味のグルーミングをしていれば十分シアワセなので、家ねこでよかったわと申しています(たぶん、そんな感じ)。

ベランダを眺める、るい
手前のプランターには
アサガオのタネをまいた
アサガオはその後
順調にツルを伸ばしている
お隣の可愛い奥さまから
株分けしてもらったサボテンと多肉類
カラフルな素焼の鉢は
ご自身でペインティングしたのだそう
バジルとパセリ
パスタ好きマスターの
リクエストに応じて
ローズマリー(左)とミニトマト(右)
後ろにあるのは懐かしい
『本のあるカフェホコト』看板

毎朝夕にベランダをパトロールしながら、シソやセロリ、スナップエンドウなどを少しずつ収穫して楽しむ。タネから育てているアサガオ(アーリーヘブンリーブルー)の成長を見守る。カラフルな花の苗も欲しいし、これからは夏の西陽対策も考えなくては。植物とねこの世話で、出かけるチャンスを失うこともしばしばです(運動不足が目下の課題)。

最後にオンラインショップからのお知らせを少し。
6月は《 Green&Blue特集》として、美しいグリーンやブルー表紙の本を並べています。池田にある『ささやき書店』さん主催「ひとはこ市」(6月末で終了)に出品している本も、植物モチーフの本がメイン。晴耕雨読という言葉もあるように、雨降りの日は美しい本を手に、ゆっくり過ごすのもいいと思います。どうぞ健やかな毎日を。
(ホコトマネージャーhana 記)

ホコトオンラインショップには
こちらから▼

https://shop.hocoto.jp/
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