心を灯す、イルミネーション

2024年最初のブログです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年の1月17日で阪神・淡路大震災から29年が経ちました。元日の能登半島地震のこともあり、例年以上に当時のことを思い出された方も多かったのではと思います。震災で犠牲になられた方々への鎮魂の想いも込めて、神戸ルミナリエが1月19日から28日まで開催されています。https://www.feel-kobe.jp/kobe_luminarie/

東遊園地のルミナリエ会場
点灯しない時間帯の白い装飾も
荘厳で美しい

神戸ルミナリエの第一回は、1995年の12月に開催されました。鎮魂の「送り火」として、そして復興を目指す「再生への希望」として、イタリアからやってきた荘厳な光の回廊に多くの人々が勇気づけられたことを今でも鮮明に覚えています。その後も資金難の危機を何度も乗り越えながら毎年12月に開催されてきたのですが、コロナ禍の影響により2020年以降は開催が見送られていました。今回、4年ぶりに復活するにあたり、開催月を12月から1月に変更。会場も東遊園地や旧居留地に加えて新たにメリケンパーク会場(一部有料エリアもあり)が設けられ、連日その様子がテレビや新聞で報じられています。

ここでイルミネーションとライトアップの違いについて。
「イルミネーション」は、電灯やLED電球、ネオン管などを使用して、電飾看板・風景・人物などを作り出す装飾のこと。特にクリスマスや冬の祝祭シーズンは、多くの人を楽しませてくれます。
一方、投光器やLED照明で夜の建造物や木などを照らしだして、夜間景観を演出するのが「ライトアップ」です。視覚的な魅力を向上させることで、観光地や都市のランドマークとしての価値も上がるので、観光事業として取り組んでいる自治体も多いですね。

神戸は夜景が美しいとされています。山の上から眺める夜景は昔から100万ドルと称されるほど。山と海が近く、コンパクトにビルや住宅が並ぶ箱庭のような街並みにライトが点ると、本当に絵になる美しさです。

神戸の夜景
冬は特に輝きが増す

イルミネーションでもうひとつ思い浮かぶのは、年末の12月30日に娘と訪れたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のクリスマスツリー。ニューヨークエリアに設置された30mを越える巨大ツリーには、大粒のダイヤモンドシェイプの飾りと大きな星。電飾カラーはグリーン・ブルー・パープル・ピンクと順に変化して、それはそれは美しかったです。

USJ 2023
「NO LIMIT! パーティ・ツリー」

キリスト教では、クリスマスツリーはアドベント期間(12/25の4週間前の日曜日)に出して、片付けるのは降誕節(12/25~1/5)の翌日である1月6日。本来は常緑樹であるモミの木を使って「永遠の象徴」を表すのだそうです。日本ではクリスマスの後にすぐお正月が控えているので25日を過ぎると片付けてしまいますが、USJでは毎年1月8日頃までツリーを楽しめるとのこと。日本にいながら外国のようにクリスマスムードの中で迎えた師走の夜。これからもずっと記憶に残ることと思います。

パーク内のレストランにも
華やかなクリスマス装飾

一日一日を大切に。会いたい人がいるなら会える時に会っておく。したいことがあるならトライする。さまざまな灯りを眺めながら、そんなことをよりいっそう強く思う2024年の1月です。
大寒を過ぎて暦の上ではもうすぐ立春ですが、まだまだ寒さが続きます。どうぞ心と身体を労ってお過ごしください。
[ マネージャー hana 記 ]

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