こんにちは。この夏はずっとユーミンを聴いて過ごしています。
きっかけは下記の短編小説集を本屋さんで手に取り、8月1日号の連載コラム(ハヴァナイストリップさん)の題材に選んだこと。作品のタイトル曲が聴きたくなり、そこから一気に思い出が蘇ってSpotifyでユーミン三昧の日々です。
こちらの本はユーミンのデビュー50周年を記念して刊行されたものですが、本の内容や私にとってユーミンがどのような存在であるかについては、ハヴァナイストリップさんのコラムをどうぞお読みください。→ https://www.nice-trip.co.jp/contents/?p=2155 (この時期にぴったりな夏素材のウエアも紹介しています。)
7月中旬には、メルマガ会員の方に向けて以下のようなお知らせをしました。
☆ 今の自分が聴きたいユーミン曲、募集します♪ それぞれの方に青春時代の思い出があると思いますが、今回は「今の自分が聴きたい曲」を教えてください。 ちなみに私は「smile for me」(2016年アルバム『宇宙図書館』)が今のお気に入り。懐かしいところでは「星空の誘惑」(1983年『REINCARNATION』)そして昔から変わらず「中央フリーウェイ」「埠頭を渡る風」はサウンドの空気感が大好きです。
少し補足をすると、「smile for me」は優しい母のようなユーミンの側面が反映されているところが魅力。「星空の誘惑」は最初に自分で買ったアルバム中の曲で、バンド演奏するとホーンセクションやコーラスがかっこいいという理由から。同じく「埠頭を渡る風」(1978年『流線形’80』)も疾走感がたまらなく好きで、ひとりピアノで弾いて悦に入っています。挙げればキリがないので、ここでいただいたお返事を順にご紹介させていただきます。
今の自分が聴きたいユーミンの曲についてですが、
NYさんより
夏のこの時期、聴きたくなるのが「海を見ていた午後 」です。
誰にもこのような恋の記憶があるのでは。
音、味、色、香り、そしてやわらかな風を感じます。
まるでドルフィンにいるかのような錯覚に。
ソーダ水の中を貨物船がとおる♪
この歌詞が好きです。
※「海を見ていた午後」(1974年『MISSLIM』)
私のユーミンは
YYさんより
「緑の街に舞い降りて」「タワーサイドメモリー」「夕闇をひとり」「丘の上の光」
『昨晩お会いしましょう』1981年
『悲しいほどお天気』1979年
『パールピアス』1982年
このあたりが、私のユーミンベストな頃です。
振り返るといろんな思い出の中にそれぞれのユーミンの曲が存在してるってすごいことだと思う。青春時代のほろ苦さから人生の黄昏まで、まるで絵本のようにその時の自分の気持ちをあたたかく、時にちくりと思い出させてくれるね。
MNさんより
ベストを選ぶことがとても難しいけど、わたしにとってのベストは「翳りゆく部屋」(1976年)一択です。初めて聴いた時の衝撃は今も忘れません。
夏の曲1番はパールピアスからの「夕涼み」。初めて耳にした時景色が見える気がしました。
オレンジ色の夕焼けに日焼けして帰る友達と自分のほてった顔が浮かびます。
あと、「サラームモンスーン サラームアフリカ」(1984年『NO SIDE』)
目を瞑ると壮大な大自然に連れて行ってくれる。
なかなか選ぶのが難しいですが、以下の3曲が「☆ 今の自分が聴きたいユーミン曲」かなと思います。
FFさんより
・Hello my friend(1994年『THE DANCING SUN』)
夏のドラマの主題歌だったから、この季節になると聞きたくなります。特に、夏の終わりごろ(もう少し先ですね)になると、「もう夏も終わりなんだなー」としみじみします。楽しかった夏も、そうでなかった夏も、その時々の思いで夏を振り返らせてくれる曲です。後で知りましたが、ユーミンが、アイルトン・セナさんを想って作った曲なんですね。
・やさしさに包まれたなら(1974年『MISSLIM』)
多分、ジブリ作品の中でいちばん好きな「魔女の宅急便」の主題歌だからだと思いますが、ふんわり幸せな気持ちになります。空、飛びたいなあと思ってしまいます笑
・Destiny(1979年『悲しいほどお天気』)
以前、ライブに行った時に、イントロからめちゃくちゃ盛り上がって、やっぱりみんな好きなんだ!!と思った記憶があります。「どうしてなのー 今日に限ってー 安いサンダルをはいてたー」がツボです。見返してやる!と意気込んでる相手に、まさかのタイミングで遭遇してしまい痛恨!あるある過ぎて、もはや笑えます。
私のユーミンの聴きたい曲は、
「無限の中の一度」(1992年『TEARS AND REASONS』)「輪舞曲(ロンド)」(1995年『KATHMANDU』)
HKさんより
印象的でセンスの良い曲です。
中島みゆきは好きでよく聴いてたんだけどユーミンはあまり詳しくなくて。
某ホコトマスターより
耳覚えはあってもタイトルが出てこない。
いま思い浮かぶのは「ノーサイド」(1984年『NO SIDE』)と「中央フリーウェイ」(1976年『14番目の月』)かな。「ノーサイド」は試合のキックがゴールをそれて競技生活を終えた彼と、それをスタンドで見守る私。情景が物哀しくて印象的。「中央フリーウェィ」は荒井由美時代の曲だけど、転調を繰り返していくサウンドは完成度が高くて耳に心地良い。
とにかく50年ずっと一線で活躍し続けるのは並大抵のことではなく、私がもっとも影響を受けたアーティストのひとりであることは間違いないと思います。つい先日、金曜朝11時のFMラジオ番組「松任谷由美のYuming Chord」を聴いていると『深海の街ツアー』ファイナルを神戸国際会館で終えたばかりのユーミンが、相楽園ラウンジで庭園を眺めながら話すという内容でした。年齢をまったく感じさせない身のこなしや新しいことに常にチャレンジする姿勢、これからもかっこいいユーミンを追いかけたいと思います。
皆さまもこの夏、ユーミンの音楽や小説で空想の旅に出てみられてはいかがでしょうか。
[ 元ブックカフェ・ホコトマネージャー記 ]
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