東京・丸の内プチガイド〜ホコトマネージャー散歩④

東京の玄関口、丸の内。
数あるスポットの中でもいちばん好きな場所のひとつかもしれません。出発地点として通過するだけではもったいない魅力がいっぱい。2022年8月のはじめに親族の集まりで東京へ出かけるチャンスがありましたが、諸事情により会食のみの日帰り旅。そこで東京訪問が久しぶりの母を伴い、半日だけの丸の内プチ観光を楽しみました。

美しい赤レンガの丸の内駅舎
白い石畳とのコントラストが美しい
2012年10月、旧駅舎の姿に復元された
目次

新神戸駅から、のぞみに乗車

新神戸駅は「小説『ミーナの行進』の舞台〜新神戸・芦屋・須磨を歩く』でも紹介しましたが、六甲トンネルと神戸トンネルのわずかな間に作られた山を背景にした風通しのいい駅です。後方に布引の滝があり、列車を待つ間に滝音の天然BGMが楽しめるという、特典付きの味わい深いホームです。

新幹線に乗る時によく買う駅弁がこちら、淡路屋さんの『六甲山縦走弁当』。小ぶりながら兵庫の名産品がずらりと勢揃いしたロングセラーです。左から順に、麦飯おにぎり、十穀米おにぎり、奈良漬、卵焼き、焼き鮭、かまぼこ、蛸煮、いかなごくぎ煮、ごぼう煮、鶏肉煮、昆布巻き、糸こんにゃく煮、人参煮、ゆできぬさや、牛肉煮、以上で488kcal。紙製ボックスをコンパクトに畳んで捨てられるのも魅力で、お土産に買っていくことも。

六甲山縦走弁当
竹包風BOXも風情がある

お弁当の後は読書タイム(と、お昼寝)。ちょうどハヴァナイストリップさんのコラム原稿執筆中だったので、『南の島のティオ』を再読。10篇の連作短編集の中から「帰りたくなかった二人」をチョイス。南の島に旅に来てその地に魅せられ、どうしても帰りたくなくなった日本人の男女の話。結局二人は再訪を誓って帰るのですが… 。はじめて訪れたのになぜだか強烈に引き寄せられて帰りたくなくなるほどの土地に、今まで出会ったことがありますか?

『南の島のティオ』池澤夏樹/著(文春文庫)
連載コラムはこちらから読めます↓
https://www.nice-trip.co.jp/contents/?p=2279

東海道新幹線の車内販売と言えばアイスクリームが有名ですが、スイーツもなかなか充実しているのをご存知でしょうか。ホットコーヒーと一緒に頼んだのは、あのキルフェボンが提供する焼き菓子2本セット。プレーンのバトン&フロランタンのセットは、食べやすい・お洒落・美味しいの三拍子が揃い、しかもコーヒーがセット価格になります。他にメゾンカイザーのクッキーもあったので、次回はぜひそちらを食べたいと思います(焼き菓子大好き)。車内販売のメニューはJR東海のホームページで予め検索できるので、調べておくとスムーズに買えます。パーサーさんにおすすめを聞くのもいいと思います。支払いはICOCA(交通系ICカード)利用だとかざすだけでOKなので、乗車前にはチャージをお忘れなく(構内の売店もすべてICOCAに対応しています)。

ホットコーヒーと
キルフェボン焼き菓子2本セット
パッケージデザインにも惹かれる

東京・丸の内の KITTE へ

約2時間半のぞみに揺られて、東京駅に着いたのが14時前。約束の会食が17時半スタートなので、3時間半の自由時間がああります。まずは南口のドームをくぐり抜けて、東京ステーションホテルの前を通過し、商業施設「KITTE丸の内」に向かいました。

近代建築の父
辰野金吾が設計した
丸の内駅舎の南ドーム
さりげなく入口がある
東京ステーションホテル
列車の発着が眺められる客室もある

KITTE丸の内は、旧東京中央郵便局の局舎を利用して2013年に開業。地下1階から地上6階まで7つのフロアに全国各地のご当地銘品を扱う物販店や飲食店を揃え、ロケーションの良さもあって開業当時から何度か訪れている好きな場所です。内装デザインは隈研吾氏。エントランスをくぐると吹き抜けのロビーに圧倒され、屋上庭園も他にはないユニークな構造で、ここにしかない特別な景色を楽しむことができます。

KITTE丸の内 4階にある
旧東京中央郵便局局長室からの眺め
赤レンガの駅舎が見える
KITTE 6階の屋上庭園からは
まるでジオラマのように
眼下に新幹線の発着が楽しめる

2階建てSKY BUSで都心を30分観光

そして今回のハイライト、2階建て東京観光バス SKY BUSの乗り場にやってきました。ちょうど発着所がKITTEの向かい側になります。実は母が前回来た時に「あの2階建ての赤いバスに乗ってみたい」と言っていたのを思い出し、事前にネット予約してありました(当日券の販売もあります)。

Apple Storeの前が
スカイバスの発着所
夏期間限定
ちょいのりスカイコースは
30分で大人1200円

通常は【皇居・銀座・丸の内コース】【東京タワー・レインボーブリッジコース】【お台場夜景コース】などの1時間コースがメインなのですが、猛暑の昼間に屋根のないオープンカーで観光するのは熱中症の危険もあることから、スキマ時間にサクッと乗れる【ちょいのりスカイ】が期間限定で運行されており、今回はそちらを選びました。

オープンカー(2階席)でいざ出発!
真夏でも走り出すと風が通り抜ける
美しい東京タワーを
真下から眺める贅沢、圧巻!
国会議事堂、虎ノ門ヒルズなどを経て
日比谷公園に戻ってくる

以前にレインボーブリッジを走り抜けるツアーも参加したことがありますが、東京都心をけっこうなスピードで走り抜ける体験はそうそうできないことです。天候には左右されますが(雨天でも傘はさせず、無料で配布されるレインコートを着用する決まり有り)、東京は木陰も多くて桜や新緑、紅葉のシーズンは格別だと思います。今回は短い30分コースでしたが、母が喜んでいたので親孝行にはなったかなと。スカイバスの詳しい情報はホームページをご覧ください。 https://www.skybus.jp/

皇居外苑
和田倉噴水公園にかかる橋
丸の内1丁目1−1
パレスホテル東京の奥に
皇居東御苑の森が見える

その後、夕暮れの皇居外苑を散策しながら待ち合わせの和食レストランへ。久しぶりに親族が揃っての夕食を和やかに楽しみました。帰る際に東京駅でお土産に買ったのは、東京ばな奈のDisney Sweets Collection。はちみつ味のカスタードクリームで、プーさんの表情がすべて違うというところがツボ(東京ばな奈の商品は普通のバナナ型がいちばん好きだと思いつつ、期間限定にも弱くてついつい買ってしまいます…)。
そして20:33東京発のぞみ113号に乗り、23:14に新神戸に到着。お天気にも恵まれ、充実した一日でした。
ホテル泊まりも良いけれど、バッグひとつで身軽に出かける日帰り旅の良さも今回は実感できました(もちろん翌日は疲れて眠ってばかりでしたが)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。まだまだ制限の多い日々が続きますが、行く夏を惜しみ、少しでも良い時間を過ごしていただけますように。(元ブックカフェ・ホコトマネージャー記)

東京駅でお土産に選んだ
くまのプーさん
「銀座のはちみつケーキ」


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