ロンドンティールーム堂島本店〜ホコトマネージャー散歩①

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カフェとは、私にとって

カフェとは私にとって人生の一部であり、自分らしさを取り戻す場所でもあります。20代前半からカフェやティールームに通いはじめ、旅先でも職場の近くでも居心地のいいカフェを探し、自宅にもカフェコーナーを作って喫茶時間を過ごしてきました。そんな中、自分たちでカフェを経営するという幸運に恵まれて2018年に『本のあるカフェホコト』を開業するに至ったのですが、コンセプトを考える際に真っ先に浮かんだのは、疲れた人が心癒す場所にしたい、ということでした。友達とワイワイ過ごす時間も格別ですが、自分たちがこの狭い空間でプロデュースするならば「自分の時間」を取り戻す場所、寛げる場所にしたいという思いが最優先であったことが、おしゃべりのない静かなカフェ・ホコトの由来となります。

本のあるカフェホコト
2018.5~2022.1

残念ながらカフェ・ホコトは今年1月末で幕を下ろしましたが、これまで出会ったお客さまやこれからご縁をいただく方のために微力ながら私ができることは、自宅で心地よく過ごすためのご提案と、各地の居心地のいいカフェを紹介していくことだと思っています。そんな訳で新シリーズ #ホコトマネジャーカフェ歩き、第1回は1983年創業の『ロンドンティールーム堂島本店』を紹介させていただきます。

ロンドンティールーム堂島本店

阪神百貨店を横目に見ながら
久しぶりに梅田の街を堂島方面へ歩く
南へ歩くこと約10〜15分
ロンドンティールームに到着
数年ぶりの訪問に胸が高鳴る
公式ホームページはこちら
https://london-tearoom.co.jp/
シティ・オブ・ロンドンの紋章に出迎えられて
階段を地下に降りていくと、そこが入口
(人形のように?佇むマスター)
客席はすべて半個室のプライベート空間
自分だけの時間を過ごして欲しいという
オーナーの思いが詰まった店舗設計
飾っている写真や記事も
席によって違うのがまた楽しい

ロンドンティールームのオーナーは、イギリス滞在時に飲んだマグカップ入りの普通のミルクティーの美味しさが忘れられず、それを日本でも再現するべく試行錯誤の末に現在のレシピに至ったそうです。オリジナルブレンドの茶葉を鍋で煮込んで作るこちらのミルクティーはコクがあり、お店の内装と相まってイギリスの街中のカフェにいるような錯覚になります。

英国ミントンの花柄プレートで
提供されるシナモントースト
アイスロイヤルミルクティーと共に

優雅なサロンのアフタヌーンティーではなく、日常的でラフな家庭のミルクティー。英国に魅了されていた私は20代の頃からこちらの堂島店や当時の大丸梅田店に通い詰め、スコーンと紅茶を何度楽しんだことかわかりません。ホットのミルクティーはもちろん、写真のステンレスマグに入ったアイスロイヤルミルクティーも絶品で、シロップを注げばどのスイーツにも負けない満足感があります。そしてトーストマニアの私が大ファンのシナモントースト。たっぷりのシナモンシュガーに生レモン果汁を絞ると、あら不思議。化学変化で更に甘く濃厚になるのです。お昼ご飯の時間だったのでブランチメニュー(プレート&ドリンクセットで1300円)と共にオーダーして英国時間を堪能しました。

こちらがブランチメニュー
スクランブルエッグとハムソーセージ
ポテトサラダにサクッと焼いた
イングリッシュマフィン
英国王室御用達の老舗百貨店
フォートナム&メイソンの
有名な仕掛け時計も壁面に飾られている

その後、フェスティバルホールへ

その後は最終目的地のフェスティバルホールへ。クラシック音楽をこよなく愛するマスターは、コロナ禍でもどんなに忙しくてもできる限りの時間を作って演奏会に通っていましたが、私は本当に久しぶりの生演奏を聴く機会。この日は大阪フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で、演目はベートーヴェンのピアノコンチェルト第4番(ピアニスト・藤田真央)とエルガーの交響曲第2番。本日配信のメルマガ【ホコト随想記】でもマスターがこの演奏会について触れていますので、そちらと合わせてお読みください。タイトルは前回の続きで「私の好きな場所 ブックカフェ その2」、登録はまだだけど読んでみたいという方はコンタクトフォームからご連絡ください。それでは今日もカフェと音楽で良い時間を♪
[ 2022.4 ホコトマネージャー記 ]

フェスティバルホール
赤絨毯の階段が、夢への入り口

大切な時間を応援するウェブサイト
https://hocoto.jp/

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