本日2月22日は「猫の日」だそうですね(1987年に制定された日本の記念日)。長く人と暮らしてきたネコは世界各国で愛されていて、たとえばヨーロッパでは2月17日が「World Cat Day」に定められているようです。わたしたちも昨年7月にはじまったネコとの暮らしにより、以前より身近に感じる記念日ではありますが、きっとネコを飼うおうちでは毎日が「猫の日」。気ままでしなやかな所作に心奪われ、ついつい目尻が下がったり(逆にしつけが効かないので目が吊り上がってしまったり…)。
縁あって保護猫を引き取ったことで知る、ネコを取り巻くさまざまな問題も然り。我が家のネコはたまたま運良くあたたかな部屋で過ごしているけれど、外には寒さに震えて居場所を求めているたくさんの命があること。保健所に持ち込まれて殺傷処分になるネコの数を知ると途方にくれてしまい、外を歩くネコを見かけるとちゃんと食べているか住処はあるかといちいち心配してしまいます。自分にできることがまだ他にもあるのではないかと考える機会を与えてくれた、保護猫るいにありがとうの気持ちをこめて今日はいつもよりちょっといいおやつをあげることにしましょう。
前回の「はじめてネコと暮らす①」では、出会いからてんやわんやの50日間を書きました。今回はその後の里帰りや避妊手術、そして家ネコとして成長する過程をアルバム形式でまとめています。
保護されたおうちに里帰り
家ネコとしての心得
お仕事もしています
ともに暮らしていくために
ここでひとつ忘れずに書いておきたいのは、ネコを飼うのはただ可愛くて楽しいだけではない、ということです。もちろん個人差がありますし、マスターとわたしでもずいぶんと考え方の相違があって話し合いを重ねました。以前はコーギー犬と14年間連れ添い、ペットを暮らしのパートナーと認識していた私には、まったくしつけの効かないネコに戸惑うことばかり。テリトリーがどんどん侵食されてしまうことに当初はストレスを抱えてしまったのも事実です。その中で少しずつ譲歩しながら、それでも入ってほしくない場所にはゲートやバリケード(笑)を設置するという苦肉の策でなんとか今は平和に暮らしています(実際にキッチンは包丁やコンロなど危険なものがたくさんあって事故の元)。時にはるいが家の中を自由に歩き回り、人間が檻の中でお茶を飲むようなシーンもあったりしますが、それはそれで楽しいネコとの暮らしなのかも。
駆け足で半年を振り返りましたが、ネコを飼って教えられることは本当にたくさんあります。よく寝てよく食べること。目覚めたら必ずストレッチしてから動き出すこと。上手に甘えること(抱っこされるのが大好き)。外を眺めて自然の空色や鳥のさえずりに耳を傾けること。そしてストレスをためず軽やかに生きること。毎日の平凡な暮らしが当たり前ではなく、奇跡の連続であること。
もしもネコとの暮らしに興味を持ってくださった方は、るいがホコトのネコになった経緯や母猫&4姉妹をまとめて保護してくれたマザーミーツさんの行動力、そしてはじめてネコと暮らす私たちのドタバタ劇など第1回のこちらをご覧ください。▼
最後まで読んでいただきありがとうございました。(ホコト マネージャー記)
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