お客さまからの手紙vol.7

いつもホコトウェブサイトをご覧いただきありがとうございます。
新しい年のはじまり、いかがお過ごしでしょうか。年末にいろいろな歌番組を観て、私のプレイリストには SEKAI NO OWARI(通称:セカオワ)ブームが来ています。以前から「スターライトパレード」に代表されるファンタジーな曲調が好きだとは思っていたのですが、昨年大ヒットの「Habit」に良い意味で裏切られてすっかり心奪われた次第です。しっとりと歌う「RAIN」「silent」も良いですね。紅白ではSuperfly「Beautiful」の圧倒的歌唱力と、50周年ユーミン「卒業写真」が持つ楽曲の存在感が印象的でした。セカオワに限らず今の日本(というよりも世界)の音楽シーンは音作りもパフォーマンスも実力者揃いで、本当にすごいと思います。ラジオから流れる曲を必死でカセットテープに録音していた昭和世代からすると、ストリーミングサービスで古今東西のサウンドを自由に聴ける現代はまるで夢のようです。

いま読んでいる3冊
付箋を気になったところに
貼りながら読むタイプです

本に関しては(マスターも私も決して読書量は多くないのですが)一日の中で本に向き合う時間は大切にしています。食後やちょっとした家事の合間に読むエッセイ、じっくり向き合うお楽しみの小説、そしてお出かけに携帯する文庫本のだいたい3冊を併読するのが最近のパターン。ちなみに今は、エッセイが小川洋子/著『遠慮深いうたた寝』(河出書房新社)、小説が青山美智子/著『月の立つ林で』(ポプラ社)、そして文庫本は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ/著(新潮文庫)を。感動したり気になったところには印をつけたいので、細い付箋は欠かせないアイテム。電子書籍も便利でときどきは利用しますが、装丁の美しい本は手にとって楽しみたいし、気に入った本は手放せないので本棚に並ぶ本はおのずと増えていきます。良いと思った作品はオンラインショップに出品することもありますが、その場合は必ず自分用とは別に仕入れることがほとんどです。ちなみに年末に読んだ『コスメの王様』高殿円/著(小学館)は明治〜昭和の神戸を舞台にした長編小説でホコトのお客さまにもおすすめしたいと思い、オンラインショップに並んでいます。よろしければご覧ください。

オンラインショップでは
店主セレクト本や雑貨を販売しています

https://shop.hocoto.jp/

前置きが長くなりましたが、この3ヶ月間に届いたお客さまからの手紙(メール)を順にご紹介したいと思います。つい最近ホコト宛に届いた手紙に、次のようなものがありました。

「 本日カレー食べに寄ってみたら、あれっとなって、今この手紙を炭火焼肉松田さん(※ホコトの並びにある焼肉屋さん)の前でしたためています。残念至極! 」
ときどき大阪からバイクでふらりと寄ってくれていた同級生のTaroくん、せっかく来てくれたのにごめんなさい。昨年1月末の閉店からもう一年が経ちますが、お知らせが行き届かずこのような思いをされた方はきっと他にもいらっしゃるはず。この場をお借りして、改めてカフェ時代を支えてくださったすべての方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

昨年9月付でマスターがカフェ時代を振り返る『ホコト随想記』が終了となり、最後にご紹介した曲がビル・エヴァンスのアルバム『 I will say Goodbye』から「Orson’s Theme」という軽快なワルツでした。まずはそのことが記されたお便りからはじめたいと思います。

Naomamaさんより(2022年10月)

〜前略〜
今回の一曲はビル・エヴァンズでしたね。ピアノいいですね、偉大なジャズピアニストなんですね。こちらも沸き起こる思いがありまして…私はジャズとは全くなじみがないままに長く過ごしていましたが、何のきっかけだったのか息子のお嫁さんが本好きの私に『ポートレイト・イン・ジャズ』和田誠/村上春樹 をCDとともにプレゼントしてくれました。村上春樹が高校の同級生で愛読している、そんな話からだったのかもしれません。20年ほど前のことです。このCDのエヴァンズの一曲は[My Foolish Heart]

それ以後CDを求めジャズを聴き始めたわけではないのですが、このCDともう一枚エヴァンズの「KRONOS QUARTET 」MUSIC OF BILL・EVANSwith EDDIE GOMEZ and JIM HALL

これはずいぶん以前になぜか買っていて、ベースの響きがこんなに素敵で心に沁みるとは…初めて感じたお気に入りのCDです。この秋はコンサートをいくつか楽しみに予定しています。

マスターの随想記6回、いつも楽しみに拝読していました。ホコトさんがあらためて私の中で確かな存在になっていく……そんな気がしておりました、ありがとうございました。

Hisakoさんより (2022年10月)

ホコトの皆さま

いつも「ホコト随想記」の送信をありがとうございます。随想記を読みながら思い切ってお店に入ってよかったと今更ながら思います。時々お店の前を通っていて個性的な造りで気になっていたからです。ある日マネージャーさんが、カレーが試作中でもうすぐメニューに出てきますとお話しして下さったので、私がお店に時々行き始めたのは2019年の夏頃です。その頃午前中の仕事だったので仕事帰りに食べる手作りの優しい味のカレーはとても美味しかったです。

随想記の最後のほうで1曲紹介してもらうのも音楽が好きな私は心待ちしていました。クラシックからジャズまで幅広く一味違った選曲です。一旦お休みされるのは残念ですがマネージャーさんが引き継がれるとのこと。これからもまた楽しみにしています。

一昨日、ポストに投函しようと家を出て
あまりの美しいオレンジ色に立ち止まる

Shokoさんより (2022年11月)

こんにちは。

先日注文させていただいたブックマーカーが届きました。カードと紙袋、紅茶のティーバッグも添えてくださり、お心遣いいただき、ありがとうございます。メッセージもとても嬉しいです。ブックマーカーは間違いなく(※プレゼントする友人に)気に入ってもらえると思います。実物のあんバタートーストを食べられなかったことが本当に心残りです…いつか食べられる日が来たらいいなと勝手に思い描いております(笑)

神戸紅茶さん、私もよく買わせていただいてます。イングリッシュブレックファーストで作るミルクティー、本当においしですよね。ウェブサイトの読み物もいつも楽しく読ませていただいています。

日々寒くなっていきますが、お身体にお気をつけてお過ごしください。

大福さんより (2022年11月)

こんにちは!だんだん寒くなってきて私の大好きな季節が近づいていると思うと嬉しくなります。

すごく突然なのですが、私は近い将来農業をしたいと思っています。まず農業をしたいと思ったきっかけが、高校生の時に食べた北海道のじゃがいもがさつまいもみたいに甘くて美味しくてとても衝撃を受けました。なんで同じ日本で作られてるのにこんなに美味しいのだ、、、いつか私も作りたい!!って思ったのがきっかけです。その日から私の頭の片隅には『北海道でじゃがいも農家』が常にあります。

前回のメールマガジンでマスターが以前北海道に住んでいたの知り、北海道!!ってなりました。素敵なエピソードを聞いて、やっぱり素敵な場所だな〜と思いました。来年から色々調べて移住の準備を進めて行こうと思っています。良ければ北海道エピソードを教えて頂けたら嬉しいです。←(時間のある時にぜひ byマスター)

これから年末に向けて忙しくなると思いますが体調には気をつけて過ごしてくださいね。またホコノートお邪魔します!

Megumiさんより (2022年12月)

ホコト店主様、マネージャー様

いつもインスタを拝見しております。ホコトさんのインスタを見る度に、とても癒されてます。
本もトーストもコーヒーも猫ちゃんも大好きなので、いつも投稿を見るのが楽しみです。
これからも応援させていただきます。そして、Merry Christmas!

お客さまの声が日々の励みになります。ウェブサイト内『喫茶室』お便りコーナーからメール送信していただきますと、店主が目を通して直接お返事します。併せて「ホコトメンバーズ」も募集中(会費無料)。月に一度、マネージャーからのお知らせ & マスターの曲紹介♪をメールマガジンでお届けしていますので、ぜひこちらからご登録ください▶︎ https://hocoto.jp/salon/


2023年もホコトは「大切な時間」と共に。
[ 元ブックカフェ・ホコトマネージャー記 ]

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