はじめまして。このたびコラムを担当させていただくことになりました、BricoLage(ブリコラージュ)です。
「大切な時間」を応援するホコトのウェブサイト内で、わたしなりの「くつろぎ時間」を季節ごとにお届けしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、このコラムを担当することになったいきさつを······。
2年前、静かな時間を過ごせるカフェを探していたときに『本のあるカフェ ホコト』と出会い、週末に訪れるようになりました。そして昨年12月(ちょうど閉店が決まった頃)、わたしがリネンテープでつくったクリスマスカードをマネージャーhanaさんが気に入ってくださり、HoCoToロゴデザイン(本・コーヒー・トースト)のプロダクト企画が持ち上がりました。hanaさんがセレクトしたシンプルなノートに、わたしがリネンテープをつかってコラージュを施し、現在オンラインショップで販売している「HoCoToノート」が誕生。そのご縁から、今回の季節コラムがはじまることとなりました。
今回は、冬のくつろぎ時間に欠かせないモノをご紹介します。
冬は、夜の時間が長くなりますよね。わたしが夜のんびりくつろぐ時間に欠かせないモノといえば、キャンドルです。部屋の明かりを消してキャンドルに火を灯せば、あたたかく柔らかな炎がゆらゆらと揺れ、眺めているだけで癒され一日の疲れをリセット。
この炎のゆらぎは「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」といわれています。fはfrequency(周波数)からきており、波長を表しているそう。キャンドルの炎のゆれ、小川のせせらぎ、鳥のさえずりが、1/f ゆらぎで癒し効果があるといわれています。
キャンドルだけでも十分癒されますが、精油の香りをプラスすれば、さらにリラックス効果が。わたしは、ティーライトキャンドルに好きな香りの精油を数滴垂らし、香りもたのしんでいます。
冬は少し重みのある香り、たとえばウッディー系のシダーウッドやフランキンセンスは心が落ち着くので、くつろぎ時間におすすめ。このほかに、柑橘系のベルガモットも大好きな香り。レモンやオレンジ、グレープフルーツのようなすっきりした爽やかさもありつつ、スモーキーで落ち着いたベルガモットの香りは、大人向けの柑橘系。フレーバーティーのアールグレイの香りづけに使われていますね。
気分により、メディテーション(瞑想やヨガに)やスウィートドリーム(眠る前に)、ボディ・マインド・スピリット(からだや心の調和に)、といったブレンド精油も使い、心とからだを整えることも。
今、一番のお気に入りは、ハーバルキャンドル(モミ/アオモジ)。シベリアモミ精油の清々しいウッディーな香りと、アオモジ精油の柑橘を思わせる甘酸っぱい香りがブレンドされたクリスマス限定のもの。とにかくいい香りなんです。じつは、「モミ/アオモジ」のハンドメイドボタニカルソープもこの時期限定で販売されており、このソープもお気に入り。毎年愛用しています。お風呂のくつろぎ時間におすすめです。
今年の冬は例年より寒くなるとか。あたたかい部屋でキャンドルを灯し、コーヒーを飲んでほっと一息。コーヒーの香りを味わいながら、読書や音楽をたのしむ。こんなくつろぎ時間もいいですね。
さて次回は、春のくつろぎ時間についてお話ししようと思います。どうぞおたのしみに······。
[ 第1回・2022年冬 ブリコラージュ記 ]
<プロフィール>
BricoLage(ブリコラージュ)
大阪生まれ。神戸在住。
15年間、ライフスタイルショップに勤務。
10年ほど前、からだの不調をきっかけに、アロマテラピーやメディカルハーブ、バッチフラワーエッセンスを学び、日々のくらしに取り入れている。
2016年より、BricoLageとして活動(アロマハンドトリートメントやポストカード・クリスマスカード制作)。
BricoLageの名前の由来は、フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロースが著書「野生の思考」で提示した、Bricolage(ブリコラージュ)=「ありあわせの道具・材料を用いて自分の手でモノをつくる」から。