こんにちは、BricoLageです。
あっという間に12月。今年も残りわずかとなりました。
12月7日は二十四節気のひとつ「大雪(たいせつ)」で、本格的な冬がやってくる頃。新しい年を迎える準備をはじめる頃でもあり、年賀状の用意、大掃除など、やることは盛りだくさん。そうそう、来年のカレンダーやスケジュール帳を購入するのもこの時期ですね。
ここ数年、プレゼントでカレンダーをいただくことが多く、自分で買うことがなかったものの、今年は一目惚れして迷わず買ったカレンダーがあるんです!今回はこのカレンダーのこと、これに関連したイベントに参加したおはなしを······。
9月下旬、写真のかわいさや空気感、そしてコンセプトにも心奪われ、フォトグラファー 大段まちこさんが開くお店「LOLIT」の MAKE TODAY YOUR DAY CALENDAR 2025 を買いました。
LOLIT(ロリット)って、音の響きがとってもかわいいと思いませんか? LOvely LIttle Things からつくられた名前なんだそう。“かわいいものが、あなたをわくわく、しあわせな気分にしてくれる、そんな素敵な1日になりますように。いろんなかたちで、こころのときめきをお届けするお店” で、“かわいいもの” を集めたオンラインショップ(時々、POP UP STOREも)です。
大段さんがひらめいた、待つことが楽しみになるこのカレンダーは、通常の日めくりカレンダーとは異なり、“シーズナルイベント” 12枚と、自分だけの特別な日を書き込めるようになった “ブランク” 6枚がセットになった、一年間に18枚だけの記念日を楽しみに待つためのユニークなもの。
シーズナルイベントは、元旦(1/1)、春分の日(3/20)、イースター(4/20)、こどもの日(5/5)、夏至(6/21)、七夕(7/7)、アイラブユーの日(8/31)、秋分の日(9/23)、ハロウィン(10/31)、冬至(12/22)、クリスマスイヴ(12/24)、クリスマス(12/25)。
この12枚と自分だけの特別な記念日6枚を日付順にクリップで挟めば、世界にひとつだけの記念日めくりカレンダーのできあがり!すきな場所に飾れば、ロンドンで撮影されたチャーミングな写真たちを次の記念日までしばらく眺めていられるという楽しみも。
さらに、おまけのポストカード「SHORTBREAD TEDDY」(ショートブレッドをアイマスクにして、甘い香りでおやすみ中のテディベア)、ステッカー「PHYSIC GARDEN TEDDY」(フィジックガーデンのエキナセアの種を抱きしめたグリーンのテディベア)は、使うのがもったいないくらい、とびきりキュート!
そして、10月25日~27日の3日間「atelier licht(アトリエ リヒト)」にて、このカレンダーの写真展示があり、26日には「MAKE TODAY YOUR DAY CALENDAR みんなと私の記念日を考えるおはなし会」が開かれたので、参加してきました。
おはなし会は、展示会場隣にある「café licht」でお茶とケーキをいただきながら、まずは大段さんからカレンダーで使われている写真にまつわるエピソードのほか、過去にスタイリスト岡尾美代子さんと一緒に手がけられた365日日めくりカレンダーでの苦労話(365点の写真選びはとてつもなく大変な作業だったそう)まで話してくださいました。
岡尾さんといえば、雑誌「OLIVE」でのスタイリングやご自身で撮られた写真もすてきで、わたしのすきなスタイリストの一人。そんな岡尾さんの話も聞けるなんて······。このほかにも、フォトグラファーならではの撮影の話をいろいろお聞きしました。
このあと、おみやげとしていただいた2024年カレンダーの“ブランク” 8枚に、参加者それぞれ自分の記念日をあれこれ考えて日付を書き込み、一人ずつ話をしていくことに。
推しのミュージシャンの誕生日やLIVEの日、長い間一緒に暮らしてきたネコの命日、毎年恒例のイベントの日など、それぞれ思い入れのある記念日のことを熱く語っていきました。
わたしは、“Hard work pays off, keep trying!”(働き者は報われる。がんばれ!)と書かれた小さな紙を持つぬいぐるみの手が写った写真からひらめいた、“自分にごほうびをあげる日” という記念日を考え、毎年仕事が忙しい10月の折り返し地点 10/16 に決定!このほかには、すきな小説家の誕生日や命日などを特別な記念日に。
おいしいダークチェリータルトとコーヒーをいただきながら、たのしくなごやかな夜のひとときでした。
さて、2025年カレンダーは、すでにわたしの部屋の壁にスタンバイ。ポストカードやステッカーとともに、Lovelyなコーナーが完成!
今までカレンダーは、日付や曜日を確認するものでしたが、来年は記念日を心待ちにして、日々わくわくしながら過ごすことになりそうです。
それでは、すこやかでおだやかな新年を迎えられますように······。
次回のコラムは、早春にお届けする予定です。どうぞおたのしみに。
[第9回・2024年初冬 ブリコラージュ 記]
<プロフィール>
BricoLage(ブリコラージュ)
大阪生まれ。神戸在住。
15年間、ライフスタイルショップに勤務。
10年ほど前、からだの不調をきっかけに、アロマテラピーやメディカルハーブ、バッチフラワーエッセンスを学び、日々のくらしに取り入れている。
2016年より、BricoLageとして活動(アロマハンドトリートメントやポストカード・クリスマスカード制作)。
BricoLageの名前の由来は、フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロースが著書「野生の思考」で提示した、Bricolage(ブリコラージュ)=「ありあわせの道具・材料を用いて自分の手でモノをつくる」から。