BricoLageのくつろぎ時間ー初冬ー

こんにちは、BricoLageです。 
本格的な冬がやってくる12月になりましたね。

二十四節気のひとつ「大雪」(今年は12月7日から21日)は雪が降り積もる時期といわれ、クマやカエルなどの動物が冬ごもりをはじめるのもこの頃。そして、新しい年を清々しく迎えるための「正月事始め」もこの時期から行われますが、みなさんも新しい年を迎える準備をはじめていますか?

焼きたてマフィンとミルクティーで
しあわせな冬のおやつ時間

とある休日、年末の大そうじの前に部屋の片づけをしていたところ、10年前によくつくっていたお菓子の本が出てきました。
特によくつくっていたのが、『ヨーガン レール ババグーリのお菓子』牧野里香/著、高橋みどり/スタイリング・編(PHP研究所)、『まいにち食べたい“ごはんのような”ケーキとマフィンの本』なかしましほ/著(主婦と生活社)、この2冊のお菓子。

共通しているのが、どちらもレシピはシンプル、精製された砂糖を使わずにメイプルシロップやハチミツを、バターを使わずになたね油を使うところ。なたね油を使うのでバターを室温に戻したり、泡立て器に詰まったバターを洗うこともなく、後片づけがラクなので手軽につくれます。バターの風味を活かしたお菓子はもちろんおいしいけれど、植物性の油や小麦を丸ごと挽いた全粒粉の風味を味わえるお菓子は、まさに“まいにち食べたい”お菓子なのです。

ひさしぶりに手にした
なつかしいお菓子の本たち

わたしが、からだにやさしいお菓子をつくるようになったそもそものはじまりは、からだの不調をきっかけに日々のくらしのなかで食生活を見直し、さらに半年間 食育を学んだことから。それまでは忙しい日々のなかで外食が多く、家でもレンジを使うことの多い食事中心。そして、自分の健康を過信していて(3年間健康保険証を使わず、健康保険組合から表彰されたことも)、頭痛などの痛みがあれば市販薬でごまかしていたので、とうとうからだが悲鳴を上げることに······。

そんなことから日々の食事の大切さに気づき、食育を学ぶなかで栄養のこと、今まで気にも留めなかった食品添加物や農薬、そしてポストハーベスト(収穫後、輸送時にカビや虫がつかないよう農薬散布)のことなどをいろいろ知っていくと、おのずと食材を吟味するようになり、この2冊の本のレシピはまさにわたしが求めているものだったんです。

なつかしくなり、ひさしぶりに一番よくつくっていた牧野さんのハチミツマフィンをつくることに。今回はハチミツをデーツシロップ(デーツ(ナツメヤシ)を圧縮したもので、食物繊維やカルシウム、鉄分などミネラルが豊富)に替えてつくってみたところ、ふくらみはやや悪いけれど、香ばしいマフィンが焼きあがりました!

香ばしいデーツマフィンが
焼き上がりました!

神戸はおいしいパンやお菓子の店がたくさんありすぎて、すっかり手づくりすることから遠ざかっていたけれど、材料から揃えて自分でつくり、焼きあがるようすを眺める時間、やっぱりいいなぁ。砂糖、卵、乳製品を使わないのにしっとりしてほんのり甘いマフィンを温かいミルクティーとともに味わう、心もおなかも満たされるおやつの時間はしあわせなひとときです。

さぁ、これから寒さが厳しくなっていくので、冷えを防ぐために足浴で温まる方法をご紹介しますね。

足浴は、10~20分ほどくるぶしまで足を温めることで、全身を温めることができます。冷えのほか、足の疲れやむくみにもおすすめ。洗面器に40℃前後のお湯を張り(途中で冷めてきたら、足し湯で調整します)、精油2~3滴を加えて、足をつけます。湯気とともに精油の香りが広がるので、すきな香りをたのしみながら、心とからだをリラックスさせることができますよ。足浴しながら すきな音楽を聴いたり、本を読んだり、2024年にあれこれ思いをめぐらすのもいいですね。

ラベンダー、ゼラニウム
マンデリンなどブレンドされた
「リラクゼーション」の香りでリラックス

北風が吹く寒い日は、手づくりのあたたかいお菓子でティータイム、すきな香りに包まれながら足浴などいかがですか? 家でのんびりくつろぐ時間はいいものです。みなさんの冬のくつろぎ時間をたのしんでくださいね。

さて次回は、早春にコラムをお届けする予定です。どうぞおたのしみに······。

[第5回・2023年初冬 ブリコラージュ 記]

<プロフィール>
BricoLage(ブリコラージュ)
大阪生まれ。神戸在住。
15年間、ライフスタイルショップに勤務。
10年ほど前、からだの不調をきっかけに、アロマテラピーやメディカルハーブ、バッチフラワーエッセンスを学び、日々のくらしに取り入れている。
2016年より、BricoLageとして活動(アロマハンドトリートメントやポストカード・クリスマスカード制作)。
BricoLageの名前の由来は、フランスの人類学者クロード・レヴィ=ストロースが著書「野生の思考」で提示した、Bricolage(ブリコラージュ)=「ありあわせの道具・材料を用いて自分の手でモノをつくる」から。


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